【市販の多肉植物の土】6種類を比較。ブレンド土で楽に多肉を育てよう!

多肉植物を育てる時に、ブレンドされた土を使うと、調合する手間がないので便利ですよね。

ただ、種類がありすぎて、どの会社の土を選べばいいか分からない!なんてことありませんか?

そこで、今日は、お店や通販で売っている、「市販の多肉植物の土」を6種類を比較して紹介します。

ぴめりー

粒の大きさ、排水性、水やり後の土の状態などをじっくり解説しました。

動画でも比較していますので、ぜひご覧ください!

目次

今回紹介する6種類はコチラ

花ごころ、ハイポネックス、オザキフラワーパーク、ベストソイルミックス、 賢者の土、 刀川平和農園の培養土を比較していきます。

  • 粒の大きさ、形状
  • 水はけ(排水性)
  • 水を保つ力(保水性)
  • 水やり後の状態
  • 赤玉の硬さ

を重点にチェックしていきます。

赤玉の硬さはなぜ重要なの?

簡単に解説すると・・・

赤玉が柔らかいと、すぐに潰れます。そうすると、鉢の中で土が固まってしまい、根に良くない状態になります。柔らかい赤玉の場合は、頻繁な植え替えが必要になります。排水性が大事な多肉植物には、赤玉が硬い培養土がオススメです。

私が好きな土

土は環境によるところが大きいので、一概にこれがおすすめ!とは言えませんが…

多肉植物だったら、 「賢者の土」を推します。

水はけが超良くて、かつ乾かし気味に育てたい方にはオススメです。

花ごころ

≫多肉植物&ミニ観葉の土 1L【花ごころ】

ホームセンターでもネットでも、手に入りやすい土です。

小さいサイズ(0.5L)から売っているので、少量を使いたい方にはいいですよね。

主な配合は、赤玉、鹿沼、パーライト、ゼオライト、元肥入りです。

かなり粒子が細かいので、好みが分かれるところだと思います。

超個人的な意見ですが、私は、この土だけで多肉植物をうまく育てられる自信がありません。(私のテクニックが未熟なためです。赤玉や鹿沼をプラスして外の植物に使ってます。)

水はけ

水やりすると、軽い成分が多いので、土が上に浮きます。

6種類の中では、1番水はけが微妙でした。

土が浮いてきてしまうので、まんべんなく水が行き渡らない感じもありました。

水やり後の状態

濡らすと土がベタッとまとまります。挿し木する時は、やりやすそうですね。

保水性はありますが、排水性が微妙なところがあります。

梅雨の時期は管理に注意が必要そうです。

ハイポネックス

≫ ハイポネックス サボテン・多肉・ミニ観葉の土 1L 2袋セット 

日向土のみで構成されているので、植える植物を選ぶかもしれません。

というのも、日向土は、保水性(水を保つ能力)が少ないです。

乾きすぎるぐらい乾くみたいなところがあります。お水が好きな子にはちょっと厳しいかもしれません。

水はけ最重視な植物に良いと思います。

肥料を留めておける力も少ないので、ちょっと上級者向けの土かもしれません。

元肥にマグァンプ、活力剤にリキダスも入っています。ちなみに、植物の生育に適したpHに調整済みです。

粒子が細かいので、小さな植植物さんに良いですね。

白っぽくて、見た目がとても綺麗なので、化粧石代わりにも使えそうです。(だだ、とても軽いので、化粧石の役割はあまりないと思います)

水はけ

水はけは、かなりいいです。

水をやったら、やった分だけ出ていっちゃうぐらいの勢いです。

水やり後の状態

水やり後の見た目も綺麗です。

ジャリジャリしているので、石のように感じます。

日向土は虫も寄りにくいので、土が苦手な人にはとてもいいと思います。

実例・ハオルチアをこの土のみで植えてみました

このハイポネックスの土をのみで植え替えてみました。(鉢底石としてベラボンを敷いてます)

今のところ、調子もよく元気です。また変化があったらお伝えしますね。

オザキフラワーパークの多肉植物の土

≫ オザキフラワーパーク succulent soil

オザキフラワーパークの店頭で買える土です。楽天でも買えます。

ブレンドの詳細は不明です。

中粒で構成されています。

なので、小さい多肉よりは、大きめの多肉に向いていると思います。

土は微塵が多く、根が結構混ざっていました。(ココらへんは動画にてご確認ください!)

水はけ

大きめの粒で構成されていて、隙間があるので、水はけがとても良いです。

水やり後の状態

水やり後の土はキレイですが、赤玉土が柔らかい印象でした。

ちょっと力を入れると、すぐに潰れてしまいます。

でも、通常は育てていて、手でグッと潰すことはないですよね。なので、すぐに潰れてしまうことはないと思います。

ベストソイルミックス

≫ 栽培家・杉山拓巳氏の「プレミアム用土」ベストソイルミックス 

有名な栽培家の杉山さんが作られた土です。

主な配合は、硬質赤玉、鹿沼、軽石、あく抜きココチップ。

水やりのタイミングが分かりやすい土です。

水をあげると、はっきり色が変わります。

水はけ

どこかに水が滞留することなく流れていきます。

保水性も高いので、土の中に留めてくれるお水もある感じです。

水やり後の土の状態

保水性(水を土に留めておく力)が高いので、割と水が好きな多肉さんと相性が良いと思います。

ただ、個人的には、観葉植物に使いたい土です。

美しく張りのある葉に育つので、愛用しています。

植え替えを忘れてしまうぐらい、鉢の中の赤玉が何年たっても崩れません。

お値段が高めですが、お値段の価値はあります!

ぴめりー

初心者さんなら、良い土を使うことをオススメします。
失敗を減らせるので、逆にコスパが良いですよ!

賢者の土

≫ 賢者の土

珍しい植物を扱っているエリオクエストさんのオリジナルブレンド土です。

根腐れに困ってる方に、オススメです

楽天市場とYahooショッピングで買えます。とても人気があるようで、よく品切れになっています。

ゴロゴロしてます

ゴロゴロした土で植えるとメリットがあります。

できた隙間に根が縫うように入っていくので、根張りが良く、育ってくれます。

今回紹介した6種類の中で、赤玉が一番硬いです。

崩れることを知らないという硬さなので、相当コスパが良いです。

水はけ

水はけは最高ですが、保水性がないという訳ではないです。

個人的には、乾かし気味に育てたい植物に使う方がオススメです。

水やり後の土の状態

水やり後でも、全く赤玉はつぶれません。

手で握っても、潰れる気配がないです。

実際、ハオルチアをこの土で植え替えたら、すごく調子がいいです。今後もずっとリピートしたいなと思っています。

プラ鉢の陶器の鉢と抜群に相性が良いそうです

私は陶器鉢とプラ鉢の両方で、賢者の土を使っています。

陶器に植えた子は、さらに安定している感じがあります。

ぴめりー

個人的な見解ですが…
水はけの良いところ×陶器の鉢の空気を通さないところ。
この2つの特性がマッチして、株が安定しているんだな、と思ってます。

刀川平和農園

≫ サボテン・多肉植物の培養土 約10L

粒の大きさは様々ですが、割と小粒なので、小さめの多肉植物に向いている気がします。

見た目もきれいです。

水はけ

良いです。

長く使用しているすると、軽い土が上に浮いてくる可能性があるかもしれません。(軽い土の分量が多い為)

上がってくる土をおさえてあげるために、化粧石を敷いて育てると、さらに安心かなと思いました。

↓オススメです

鹿児島から採石された、自然な風合い【塊根植物、観葉植物にお勧めの化粧石】

水やり後の状態

赤玉の硬さは、ベストソイルミックスや賢者の土と比べると、若干柔らかいです。

が、高品質で低価格なブレンド土だと思います!

ぴめりー

何しろ、10Lで759円と安い!
大量に使用したい方にオススメです。

まとめ

初心者さんが使うなら、やっぱり水はけがよく、赤玉が崩れにくい土が良いと思います。

6種類の中からは、この3つをオススメします。

あくまで個人的な意見ですが、参考になったら幸いです。

動画ではより詳しく解説しています

ぴめりー

あなたにピッタリの土がみつかりますように〜♪

以上、6種類の多肉植物の土の比較でした。

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この記事を書いた人

東京都港区在住。
植物普及委員会・会長。
垂れ下がる系、モシャモシャ系の植物が特に好き。
植物普及委員会では、会員様を募集しています。
今のところ、会員は自分1人のみです…(笑)

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